マンチキン日本語版 FAQ 楽しく遊ぶための「重要な定義とよくある質問」です。 ■重要な定義 いつ盗めるのか ・盗賊の「すり」は、戦闘中以外ならいつでも試みることができます。モンスターカードが表向きに出された瞬間から、戦闘は始まったものとみなします。盗賊自身が戦闘に参加しているなら盗めません。また戦闘中の誰かから盗むこともできません。 10レベルになるには ・10レベルになるには、モンスターを殺すしかありません。9レベルのときに、普通ならレベルが1つ上がるようなことが起こっても、10レベルにはなれません。9レベルのままです。   ただし、《神の手》だけはこのルールを超越します。カードにも、ゲームが終了する可能性について書かれています。 戦闘中にアイテムを「出す」「使う」「持ち替える」 ・戦闘中にアイテムの「持ち替え」はできません。言い換えれば、戦闘が始まったあとで、違うかぶとをかぶったり、違う鎧をつけたりできません。また両手が必要なアイテムを装備しているときに、それを「使わない」と言って、かわりのものを「使う」ことはできません。  基本的に、使用している、あるいは持ち歩いているアイテムはすべて、戦闘が始まったときの状態のままでなくてはいけません。残念ながら、戦闘の途中でクラスや種族を失ったり変更されたりしたときに、その新しいクラス/種族が使える他のアイテムを場に出していたとしても、それらからボーナスは得られないということです。 例:あるエルフが《蝶結びの弓》を使っていて、《こっそりバスタードソード》は持ち歩いているだけだとします。余分な手はないので、弓を使うことで両手はふさがっています。このエルフが戦闘に突入し、直後に他のプレイヤーに呪いのカードを使われ、種族を失いました。これで《蝶結びの弓》からはボーナスが受けられなくなります(この武器はエルフ専用です)。だからといって弓を剣に持ち替えることはできず、剣のボーナスは得られません。もし、このプレイヤーがもう1枚《エルフ》カードを持っていたなら、即座にそれを出すことで、弓のボーナスを取り返すことができます。 ・あなたの手番であれば、戦闘中にも新しいアイテムを場に出すことができます。そしてルール的にそのアイテムを使えるなら(上記のルールを破らずにすむなら)、その戦闘でボーナスを得られます。 例1:あなたは戦闘中、呪いをかけられて僧侶になりました。手札に《とぎとぎメイス》(僧侶専用)があり、片方の手は空いています。そこであなたはメイスを場に出し、即座にそれによるボーナスを得ます。 例2:あなたは戦闘中で、ヘッドギアはつけていません。手札に《勇気のかぶと》があります。そこであなたはかぶとを場に出し、即座にそれによるボーナスを得ます。 例3:あなたは《ぬるぬる鎧》を着たドワーフで、戦闘中です。手札に《ぶかぶか寸づまり鎧》(ドワーフ専用)があります。あなたは《ぶかぶか寸づまり鎧》を場に出すことはできますが、そこからボーナスを得ることはできません。なぜなら、あなたはすでに鎧を着ており、戦闘中に持ち替えはできないからです。 「やっつける」「殺す」「負ける」  モンスターを「やっつける」というのには、宝物をもらうだけもらってモンスターカードを取り除く、というのも含まれます。つまり、魔術師が魅了の呪文を使ったり、マンチキンが《変身のポーション》を使ったり、その他の方法でモンスターの宝物だけ手に入れられるなら、そのモンスターは「やっつけられた」と言います。「殺す」とは、戦闘を行なってレベルやボーナスによってモンスターをやっつけたり、「モンスターが殺される」と書かれている特殊能力を使ったりすることです。この場合、あなたはレベルと宝物の両方を手に入れます。「負ける」とは、あなたのたくましさが足りずに、弱っちいチキンのように「逃亡」することを言います。 ■よくある質問 一般的な質問 Q.ルールとカードで違うことが書いてあります。どうしたらいいですか? A.ほとんどのカードゲームでもそうですが、多くのカードはルールを曲げるためにあります。そういうわけで、カードがルールより優先されます。 Q.ルールにもカードにも書いてありませんが、筋は通っていると思うことをやってもいいですか? A.ルールに書いていないのなら、どんなに筋が通っていても関係ありません。ただし他のプレイヤーと相談して受け入れてもらえたら、やってもかまいません。 「場に出している」と「手札」 Q.アイテムを失わなくてはならないとき、手札からも捨てられますか? それとも場にあるものだけですか? A.つねに、場にあるものだけです。場にあるものだけが、「あなたが持っている」ものなのです。手札にあるアイテムは、まだ持ち歩いていません。「手札から」カードを失うときは、そう明記してあります。 あのいやらしい膝当てについて Q.《誘惑の膝当て》で助けを求められたときも、バックスタッブをされたり、カードを使われたりすることはあるのですか? 逃げるとなったらわたしも逃げなくてはならないのですか? A.そのとおりです。 Q.《ちょいと拝借!》で《誘惑の膝当て》をもらい、それを使って誰かに助けてもらうことはできますか? A.助けを強要した相手が戦闘に参加することで勝敗が変わるなら、たしかにできますね。あとで文句は言われそうですが。 Q.《誘惑の膝当て》が大嫌いです。ゲームバランスをだいなしにしていると思うのですが。どうしたらよいですか? A.方法はいくつかあります。 ・友だちのゲームの箱に入っている《誘惑の膝当て》カードを全部盗んで食べてしまう。見とがめられたら、適当にごまかす。 ・他のプレイヤーもこのカードが大嫌いなら、前もって相談して使わないことにする。気に入らないカードのどれについても言えることです。 ・《誘惑の膝当て》を持っているプレイヤーが有利すぎるなら、容赦なくいじめる。そのプレイヤーが攻撃するたびにバックスタッブをする、ポーションを投げつける、部屋から出ていったすきに彼の食べ物を食べてしまうなど。周囲のプレイヤーが束になってかかれば、誰だって耐えられなくなります。 ・これは腰から下に装備するアイテムです。すなわち、《毛ジラミ》の「災難」でなくなります。 盗賊とすり Q.盗賊は何回すりを行なえますか? A.捨てるカードがあるかぎり何回でも。 Q.1レベルの盗賊がすりに失敗したらどうなりますか? 死ぬのですか? A.何も起こりません。レベルが1より低くなることはありません。 Q.盗賊自身が戦闘をしているときに、すりはできますか? A.いいえ。戦闘で手いっぱいです。 Q.盗賊は自分自身をバックスタッブできますか? A.いいえ。ひじょうにマンチキンではありますが、カードにちゃんと「他のプレイヤー」と書いてあります。 《神の手》をはじめとする僧侶についてのナンセンスなこと Q.カードを山札から裏向きに引いたら《神の手》でした。どうなりますか? A.カードにもあるとおり、どのようにカードが引かれようと、僧侶は全員、レベルが1つ上がります。カードを公開してください。あなたが僧侶なら、喜んでカードを捨てるはずです。僧侶ではないなら、運のいいやつらめとののりしながら、カードを捨てることになるでしょう。 Q.ゲーム開始時の手札に《神の手》があったらどうなりますか? A.即座に公開してください。その時点で僧侶になれるプレイヤーは全員、そうすることでレベルを1つ上げることができます。その後、カードは捨ててください。 Q.複数の「アンデッド」のモンスターに遭遇した僧侶が、モンスター1体ごとにカードを3枚捨てて、それぞれに対して+9と言うことはできますか? A.うわっ、なんとマンチキンな考えでしょう。でも残念ながら、1回の戦闘に使えるのが3枚までであって、モンスター1体ごとに3枚ではありません…… ずるい魔術師 Q.魔術師が「魅了の呪文」を使うには、手札を捨てなくてはいけませんよね。カードが1枚もないときにこれを使えますか? A.いいえ。カードがないということは、手札がないということです。 Q.逃亡のサイコロを振ったあとで、魔術師はカードを捨ててボーナスを得られますか? A.いいえ! Q.魔術師自身が参加していない戦闘で、「魅了の呪文」は使えますか? A.いいえ。これは「戦闘を行なわずに」すむようにするものです。他人の戦闘に介入するためのものではありません。 その他の種族とクラスへの質問 Q.《混血》といっしょに種族カードを1枚しか出していない場合、半分は人間ということですか? A.そうです。 Q.《混血》を2枚出して3つ以上の種族を兼ねたり、《スーパー・マンチキン》を2枚出して3つ以上のクラスを兼ねたりすることはできますか? A.いいえ。もちろん、あなたがたがハウスルールとして決めた場合は別ですが。 Q.《混血》で同じ種族に2回なったり、《スーパー・マンチキン》で同じクラスに2回なったりして、ボーナスを2倍にすることはできますか? A.げげっ。できません。プレイヤーは種族やクラスを1種類1枚しか場に出せません。言い換えれば、あなたがハーフエルフのときに、手札にもう1枚《エルフ》があっても、すでに場に出ている《エルフ》が捨て札にならないかぎり、場に出すことはできません。 Q.《スーパー・マンチキン》や《混血》を出しているときに、場にある種族やクラスを1枚捨てて、別のものと置き換えることはできますか? A.「ドワーフとエルフの混血」から、「ドワーフと人間の混血」になったり「ドワーフとハーフリングの混血」になったりできます。そのときに《混血》を失うことはありません。《スーパー・マンチキン》にも同じことが言えますが、こちらはつねに場に2枚のクラスカードがなくてはいけません。もし2枚めのクラスを即座に出せなければ、《スーパー・マンチキン》は捨て札になります。 呪い Q.呪いの対象になりうるアイテムが複数ある場合、誰が選びますか? A.カードにどう書いてあるかによります。カードに「小さなアイテムを1つ選んで捨て札にする」と書かれていて、「フレッドのかわりに小さなアイテムを1つ選んで捨て札にする」と書いてあるわけではないなら、選ぶのは呪いをかけられたプレイヤーです。カードのなかには、誰が選ぶか(例:「右隣のプレイヤー」)、どのように選ぶか(例:「ランダムに」)指定しているものもあります。 Q.死んだらどうなりますか? 効果の持続する呪いはなくなりますか? A.効果の持続する呪いには、《性転換》《ニワトリ頭》などがあります。これらの呪いは《祈りの指輪》やちょっとした幸運で取り除けますが、「死」はあてはまりません。呪いが持続するものなら、その効果は死をも超越します。新しいキャラクターは以前のキャラクターにそっくりであることを思い出してください。《性転換》で性別が変わっていたなら、その性別のままです(とはいえ死ぬとすれば戦闘中でしょうから、次の戦闘への−5はなくなっているはずです)。死んだときにヘッドギアをつけていなかったなら、いまいましいニワトリは新しいキャラクターの頭にもとまっています。 ポーション Q.《ヤッピー水》のように、「ポーション」とは書いていなくてもどう見てもポーションっぽいものは、ポーションと考えていいですか? A.はい。容器に入った液体はすべてポーションと考えられます。 Q.その他の「1回しか使えない」も、ポーションと同じように使うのですか? A.「1回しか使えない」アイテムはすべて、とくにカードに書かれていないかぎり、手札から直接使うことができます。 Q.逃亡に失敗したときに、《友情のポーション》をモンスターに使えますか? A.いいえ! あなたがモンスターを殺せなかった時点で、戦闘は終わっています。 戦闘のややこしいこと Q.「逃げる」のに成功した場合、モンスターカードは捨て札になりますよね。では、逃げ切れずに「災難」を受けた場合、モンスターカードはどうなりますか。場に残って、次の手番にも戦わなくてはならないのですか? A.モンスターはプレイヤーをひどい目に遭わせたことに満足し、去っていきます。モンスターカードは捨て札にしてください。 Q.正確に言って、どれが「武器」でどれが「鎧」ですか? A.厳密なゲームなら、すべての剣に「武器」、すべての鎧に「鎧」と書くべきなのでしょうね。常識を働かせてください。このゲームは『マンチキン』ではありますが。トゲがあるからといって、鎧は武器ではありません。盾は武器でも鎧でもありません。《じつに立派な肩書き》もそうです。 Q.モンスターが《仲間》を連れていたり、プレイヤーが《ドッペルゲンガー》を出しているときは、バックスタッブやポーションは片方にしか効かないのですか? A.《仲間》は、モンスターのまさしく複製です。《ドッペルゲンガー》はプレイヤーのまさしく複製です。片方のレベルを変えるものを使えば、もう片方のレベルも変わります(ただし、《変身のポーション》を使われるなどしてモンスターが完全にいなくなる場合、《仲間》は影響を受けません。これらは個別のモンスターなのです)。 Q.《魔法のランプ》《と思ったら……》《変身のポーション》のようなカードは、モンスター1体を取り除きますよね。モンスターを取り除くと、《仲間》もいなくなりますか? 言い換えれば、《仲間》は《古代の》のようにモンスターに付属するものですか? それとも《ワンダリング・モンスター》のように完全に独立したものですか? A.《仲間》は《ワンダリング・モンスター》のようなものです。モンスターが2体いるなら、個別に取り除かなくてはいけません。誰かが《仲間》を出す前に、「取り除く」ようなカードを出したなら、もはや《仲間》が加われるようなモンスターは残っていないので、《仲間》は出せません。 Q.2体以上のモンスターに遭遇したとき、1体を殺してもう1体からは逃げられますか? A.いいえ。モンスター1体を完全に消すカードを持っていてそれを使うなら、もう1体とは戦います(宝物がほしいなら、その戦闘に勝たなくてはいけません。モンスター1体を魅了し、宝物をもらったあとで、その《仲間》と戦うことはできません)。しかし、1体とは戦ってもう1体からは逃げる、ということはできません。相手は同時に襲ってくるのです。 Q.モンスターが複数いるとき、魔術師が手札を捨てて1体を魅了し、その宝物を受け取ったあとで、新しい手札を捨ててもう1体を魅了することはできますか? A.いいえ。複数の敵意のあるモンスターと遭遇したなら、すべてがやっつけられるまで、宝物は得られません。たとえば1体を変身させ、1体を魅了したあとで、もう1体からは逃げたなら、宝物はまったく手に入りません。 Q.《ワンダリング・モンスター》によって出されたモンスターが、戦闘に参加している片方のプレイヤーとは無視したり友だちだったりする間柄なのに、もう片方のプレイヤーとはそうでないならどうなるのでしょう? たとえば、《ワンダリング・モンスター》が《アマゾン女戦士》で、片方のプレイヤーだけが女性なら? A.あるプレイヤーが別のプレイヤーを助けているとき、モンスターはプレイヤーを個別に攻撃しているわけではありません。すなわち、もし片方のプレイヤーが女性なら、《ワンダリング・モンスター》の《アマゾン女戦士》は男性プレイヤーと戦うことなく、その女性プレイヤーに宝物を渡して去っていきます。同様に、《石化ゴーレム》は、相手がただ無視することができるので、《ワンダリング・モンスター》には適さないでしょう。 Q.プレイヤーがすでに助けを約束してもらったあとで、《見つめる展望台》が《ワンダリング・モンスター》として出されたらどうなりますか? A.例外的な措置になります。助けを約束したプレイヤーは引き下がり、手番プレイヤーは1人で《見つめる展望台》ともう1体のモンスターと戦わなくてはいけません。 Q.戦闘中に(呪いなどで)種族やクラスを変更されると、それによって戦闘のボーナスも変わりますか? A.はい。たとえばあなたがエルフでなくなったなら、「エルフ専用」のアイテムからボーナスを得られなくなります。特別なカードを出していないかぎり、2つの種族、2つのクラスから利益を得ることはできません。カードを捨てることで得られる能力は例外です。もし戦士がすでにカードを1枚捨てて+1の戦闘ボーナスを得ているなら、そのあとで戦士でなくなっても、そのボーナスは残っています。が、それ以上はカードを捨てて戦士のボーナスをもらうことはできません。そう、このルールは、プレイヤーが有利になるように使えるでしょうね。ひひひ。 Q.戦闘で1回しか使えないボーナスを使い、誰かが呪いやすりによってそれを消そうとしたら、ボーナスはどうなりますか? A.そもそも戦闘中、すりはできません。呪いを使うと、あなたが使おうとしたときにアイテムを壊されることもあります。 Q.1レベルのマンチキンが《プルトニウム・ドラゴン》に遭遇しても、ドラゴンは追いかけませんよね。このときマンチキンは宝物だけもらえますか? A.まさかまさか。マンチキンがドラゴンと戦うことにして、それでもやっつけられなかったなら、「逃げなくてはいけません」。ドラゴンは追いかけてこないので、マンチキンは生き延びます。が、宝物はもらえません! Q.《性転換》のように「次の戦闘」に効果のあるカードが戦闘中に出されたときは、その戦闘で効果を発揮するのですか? それとも次に突入した戦闘ですか? A.戦闘がまだ解決されていないなら(明らかにそのはずです。あなたに対して他のプレイヤーがまだカードを出しているのですから)、その戦闘が「次の」戦闘です。 Q.死んだときは、正確に言ってどれだけの間、死んだ状態なのですか? A.「災難」に書かれていたら、あなたは死亡します。他のモンスターからは逃げきれていたなら、そちらの災難は受けずにすみます(もう死んでいるからです)。死んだ状態は、次のプレイヤーの手番が始まるまで続きます。その時点で新しいキャラクターが登場し、通常どおり戦闘に加わったりできます。が、新しいカードを受け取ろうと思ったら、誰かに施してもらうか、次の自分の手番を待たなくてはいけません。 Q.ぜったいに逃げなくてはいけないのですか? 自分から死んじゃだめですか? A.キャラクターというものは死にたいとは思わないはずです。キャラクターはどんなときも逃げようと努力します。死にたいなら、サイコロで悪い目が出るよう祈ってください。 Q.「レベルが1つ上がる」というカードを他のプレイヤーに使ってレベルを上げさせ、それまでのレベルならモンスターが無視していたところを追いかけるように仕向けることはできますか? A.「レベルが1つ上がる」カードの本来の意図とは異なりますが、それはなんともマンチキンであり、とてもノーとは言えないいやらしいアイディアですね。 Q.「2.6秒ルール」は、モンスターを殺すことなくやっつけても適用されますか? それとも殺したときだけですか? A.あらゆる方法でやっつけたときです。殺すことなくやっつけたなら、やはり他のプレイヤーがあなたを失敗させるために適当なカードを出すまで2.6秒の猶予があります。 その他 Q.《雇い人》がいると「大きな」アイテムを余分に1つ持ち歩いてくれますよね。彼がいれば、武器を手2本ぶんより多く持てるようになりますか? A.いえいえ。彼はあなたのかわりに物を持ち歩いてくれますが、使ってくれるわけではありません。そんなことがまかりとおるなら、彼が鎧を持ち歩いてくれれば、それであなたの身が守られるという馬鹿げた結果になってしまいます。 Q.《グールフレンド》はアンデッドではないのですか? A.いいえ。彼らはいつもあんなふうなのです。 Q.《グールフレンド》には、ボーナスやアイテムを使わず、レベルだけで戦うように書かれています。戦闘そのものを避けるためにアイテム――そう、たとえば《魔法のランプ》など――を使うことはできますか? A.はい。 Q.キャラクターの最初の性別はプレイヤーの性別と同じですか? それとも選んでもよいのですか? A.もともとは、プレイヤーの性別と同じということです。ですが、ハウスルールで好きなように決めてもらってかまいません。それに「マンチキンTシャツ」を使えば、性別を変えられます。 Q.《キング・カーメンちゃん》と《ワイト兄弟》には「4レベル以上のキャラクターは、たとえ逃亡できてもレベルを2つ失う」とあります。これは、このモンスターをやっつけても2レベル失うということですか? A.いいえ。しかしやっつけられなかったときは、逃げるしかありません。するとたとえ逃げきれてもレベルを2つ失います。もちろん、追いつかれたら、レベルが1まで下がります。 Q.もう使わないようにするためだけに、合計が金貨1000枚に満たないアイテムを売ることはできますか? A.いいえ。少なくとも金貨1000枚ぶんの価値がなければ売ることはできません。 Q.《いかさま!》のカードをあるアイテムに使っているときに、別のアイテムに移すことはできますか? A.いいえ。いったん最初のいかさまを行なったら、そのカードを別のアイテムに移すことはできません。ですから、もしいかさまで使っているアイテムがあなたにとってルールに即するようになったら……もったいないですね。 Q.《いかさま!》カードを使って他のプレイヤーからアイテムを奪えますか? あるいはこれを使って捨て山を探してきて、アイテムを取ることはできますか? A.いいえ。《いかさま!》を使うと、普通ならクラス/種族/余った手の制限のために持てないアイテムを、持ち歩いて(すなわち場に出して)使えるようにしてくれます。言い換えれば、2つめのヘッドギアをかぶったり、2つめの大きなアイテムを持ったり(ドワーフではないなら)、両手がふさがっているときに片手ないし両手が必要なアイテムを持ったり、エルフでもないのに《リボンつきの弓》を持ったりできます。アイテムを手に入れるには、ルールに即した方法を使わなくてはいけません。アイテムを奪うのに《いかさま!》は使えません。 Q.《いかさまサイコロ》には出目を好きなものに変えられるとあります。 100000と言って、たとえハーフリングが《仲間》のいるモンスターと出会って頭にニワトリをのせていても、逃げられるようにしていいですか? A.6面体サイコロ1個の数字という意味だったんですが。なんとマンチキンな。そのような乱用は完全にこのゲームの精神に合っていてわたしたちは大好きですよ。……でも数字は1から6の間で選んでください。 Q.場に出しているカードは取り引きするか捨てなくてはならないとルールに書いてあります。いつ捨てられるのですか? A.カードの種類によります。まず、カードがあなたの前に出ていなくてはいけません。種族カードとクラスカードはいつでも捨てられます。特殊能力を強化するための捨て札にすることもできますが、捨てたカードの種族やクラスの能力は使えません。《混血》や《スーパー・マンチキン》もいつでも捨てられます。あなたの前に残ったままの呪いは、捨てられません。アイテムカードは取り引きできる唯一のカードです。また呪いなどで捨てられずにいるかぎり、次のような方法でしか捨てられません。 ・ 売却するときの一部として。 ・ クラスや種族などの特殊能力を強化するため。 ・ 災難や呪いの必要条件を満たすため。 ・ そのアイテムが大きなものなら、《雇い人》がいなくなったり、あなたがドワーフではなくなった時点で取り除かなくてはいけません。 グランドチャンピオン的にマンチキンな質問 Q.僧侶が《宝の山!》の効果で3枚のカードを引く前に《宝の山!》を捨て、また引き、また捨て、また引き、また捨てるようにして、このカードを何回も使うことはできますか? A.いいえ。3枚のカードを引いた「あとで」、《宝の山!》カードを捨ててください。にしても、よく考えましたね。